ケアマネージャーになるには?資格取得のルートを解説!

ケアプランを作るケアマネジャー
どんな手続きが必要なのか

どんな手続きが必要なのか

受験資格を満たす

ケアマネージャーを目指す人は、まずは「介護支援専門員実務研修受講試験(通称:ケアマネ試験)」に合格しなければなりません。 といってもこの試験は誰でも受けられるわけではなく、指定の法定資格を所持し、資格にかかわる業務を通算5年以上かつ900日以上行っていることが条件。 もしくは、相談援助業務を通算5年以上かつ900日以上行っていれば受験条件を満たせます。 指定された法定資格には医師、歯科医師 、薬剤師、保健師、助産師 、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士(管理栄養士を含む)、精神保健福祉士。 相談援助業務の役職には生活相談員、支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員があります。

試験に合格する

ケアマネージャーとして働くには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格した上で、研修に参加し、都道府県への登録を行うのが流れです。 介護支援専門員実務研修受講試験は、ケアマネ業務を行うための基礎知識や技術を評価するための試験。毎年10月頃に実施されますが、試験は年に1度なので、申し込みのタイミングに気をつけてください。 試験の申し込み受け付けが行われるのは、大体5月下旬から7月上旬頃までですが、詳しくは各都道府県の試験案内を確認しましょう。 介護支援専門員実務研修受講試験の受験時間は120分。問題は5つの選択肢から複数の正答を選ぶ「五肢複択方式」で、介護支援分野から25問、保健医療福祉サービス分野から35問、合計60問の出題があります。

研修を受ける

試験に合格した後は、都道府県ごとに実施される「介護支援専門員実務研修」を受講します。研修内容は都道府県によって差がありますが、研修時間は87時間で全国共通。ケアプランの作成やモニタリングといった実践的なスキルを学びます。 研修をイメージしやすいように一例を挙げると、東京都では講義・演習と合わせて居宅介護支援事業所での実習が行われる予定です(2019年)。 実施時期は都道府県によって異なりますが、基本的には年数回の実施があります。定員に達すると募集が締め切られるので、試験に合格したら早めに申し込むと良いでしょう。

登録・交付申請を行う

研修修了後は都道府県への介護支援専門員としての登録を行い、さらに介護支援専門員証の申請を行います。登録だけではケアマネージャーとして働くことはできないのでご注意ください。 介護支援専門員証の有効期間は5年。有効期間を更新するには、改めて必要な研修を受講し、新しい介護支援専門員証を受け取ります。 なお、更新しない場合でも登録を取り消されることはないので、有効期限が切れた後にケアマネージャーとして働く予定がなければ、手続きしなくても大丈夫。再びケアマネージャーとして働きたい時に所定の研修を受ければ、介護支援専門員証の交付を受けられます。

業務に就く

介護支援専門員証が交付されたら、いよいよケアマネージャーとして働くことができます。現在の職場にポストがあれば、勤め先を変えなくても良いですが、ケアマネージャーの資格があると転職先の選択肢が広がります。より条件の良い職場で働きたい方は、転職を視野に入れても良いでしょう。 居宅介護支援事業所で働く「居宅ケアマネ」と特別養護老人ホームなどで働く「施設ケアマネ」では、働き方や業務内容に違いがあるので、自分に合った職場を選ぶことも大切です。 また、ケアマネージャーになって経験を積んだら、居宅介護支援事業所を立ち上げ独立する道もあります。

ケアプランに興味のある方へ ケアプランに興味のある方へ

利用者さんにあわせたケアプランを作成する、ケアマネジャーの概要を記載します。ここで、ケアマネジャーの仕事内容を把握しておきましょう。介護業界へ転職を考えている人は、ケアマネジャーもひとつの選択肢に加えてみてください。 当サイトに関するお問い合わせなどは、こちらからお願いいたします。